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救急研修

 今日は病院研修の救急科の研修があった。 土曜日は昼まで授業があり、研修は16時からだ。大体22時ぐらいまでで、その後次の日の7時までいてもいいのだが、テスト前と言うのもあり、自分も含めて誰も翌日までは残らなかった。時期がよければなかなかない機会なので居たかったのだが仕方がない。病院に行ってみているだけでいいと言う甘いことを言っていられる機会はなかなかないものだ。
 救急なので、研修に行ってもいつでもたくさんの症例が見られるとは限らないが、今回はけっこうたくさん救急搬送があった。私が見ていた6時間だけでも12人は来たと思う。あいにくと言っては不謹慎なのだが、高エネルギー外傷などの派手な症例は無かったものの、服薬自殺未遂やら工作機械での労働災害や肝硬変の喀血など様々なケースが見られたのは運が良かったのだろう。 前回までのグループでは全く救急搬送が無く、時間外内科にいたと言う人や、なぜか暇をもてあましてバイタルの取り方の練習をしていたと言う話も聞く。他には救急搬送ばかりが続いて施設見学が出来なかったグループもあったと聞く。救急搬送の受入数が全国で何位というところなので忙しい事の方が多いと思っていた。 それを考えるとわたしの班は程よく時間があって運がよかったのだろう。全国一位の杏林大学に行っていたらどうなっていただろうかと興味もある。

 内容はと言うと、まずはなぜか掃除道具置き場みたいにっている救急救命センターのCRで簡単な話しがあった後、着替えて救命センターに出た。CRのプロジェクターがなぜかつけっぱなしになっていてまぶしくて気になったが、いつでもカンファが出来るようにという工夫だろうか。そもそも救急でそのようないわゆるカンファがあるのだろうか。
 最初の1時間ほどは搬送が無かったので、ドクターヘリを見せてもらった。全国でも最大の機種を持つ救命センターなのだが、それならではの話もいろいろ聞けた。あと、整備士や管制の方々と話す機会もあったのが良かった。2機あるうちの大きい方しかそのときは駐機していなかったのでそちらしか見られなかったが、なかなか出来ない経験が出来てよかった。 ヘリの中は意外と広かったが、これはそれぞれの救急センターの考えによるもので、今回のところは、ヘリは搬送だけの機能に特化させているそうだ。 何かのドラマに出てくるようなヘリほど見栄えのする内装ではなかったが、日大のほうは小さい機種で、さらに救命士が座ったまま多少の事は出来るようにと考えられている設計であるがゆえにそうなっていたらしい。 他にも航空機としての側面もいろいろと聞かせてもらえた。医療には直接は携わらない救急スタッフの話もまた面白いものだった。
 その後、救命センターに戻ると、1件救急搬送の予定が入っていた。それほどややこしい件ではなかったのか、淡々と診療が行われた。その前後で隣の市から来ていた消防署の研修生とちょっと話をした。 その後もまたしばらく搬送がないようなので担当の先生が隣の救急検査室や画像診断室、その後にある熱傷集中治療室や各段階の集中治療室を見せてもらった。とくに熱傷センターと言うものは始めて見るもので、いい経験だった。画像診断室もなかなか壮観だった。CTとアンギオとMRIと透過レントゲンが一同に並んでいるのは見ものだった。(ここまで書くと詳しい人ならどこに研修に行ったの分かっちゃうかもな)。 画像診断室にはこの後も時間があるときに行って、技師の方々からいろいろと話を聞けた。
 付随施設の見学から戻ってくると何件か救急搬送の予定が入っていて、その後もしばらく搬送が来た。細かいことは書けないのだが、意外と運ばれてきた側も落ち着いていたケースが見受けられた。2歳の男の子が痙攣で運ばれてきた件でも、お母さんはそれほど取り乱すでもなく、救命センターに着くと程なく、時間外内科の待合室へ慣れた様子で行ってしまった。まあ、医師の指示に従わない親を見慣れていすぎたせいか、何かあるかと思ったがそうでもなかった。 私が苦手とする数少ない動力工作機の一つで指を切って運ばれてきた人も落ち着いている様子だった。その件はわたしは最後まで通してみていたものの一つだった。やっぱり内容をあまり書くとまずいだろうし、グロくなるので書かないが、私が何も知らない状態でそのような事故にあったらもっと怖がっていたかもしれないと思う。ただ、心臓は正直で、運ばれてきたときからずっとつけられていたモニターの変化を見ると面白いものだった。強がりを言っていてもハートモニターを見ればいろいろとわかってしまうものだ。
 どう関わってくるのかわからないのであまり個々の件については書けないのが残念だが、1件だけ緊急度が他の件よりも高いのがあって血液センターや救急処置室が使われている様子も見られて良かった。ERの処置室と緊急手術室だけで10億は超えそうな設備で壮観だった。
 画像診断室は搬送が落ち着いてきた時間帯にちょくちょく見に行った。ERならではの機械で移動式のX線装置やフィルムレスですぐに画像が見られるカートリッジも始めて現物を見た。後特筆すべきはMRIだろうか。 アイドル状態でも動いているMRIで金属を持ち込んでいろいろと見せてもらえたのは初めてだった。 さすがにはさみは手を離さなかったが、ネームタグのピンだけでもかなり引っ張られるのが分かったし、マスクの鼻の部分の針金だけでマスクが飛ぶ様子も見せてくれた。自分で不注意だったのだが、ネームタグのなかのIDに磁気部分があるのを忘れてMRI室に入ったことに後から気づいた。他のERのスタッフも検査のオーダーを病院情報システムで出すときに磁気カードを使っているのにそのまま入っているのを見て油断していたのかもしれない。他にも、前の大学で使っていたNMRが全く磁気を外に出していなかったのでその調子で検査室に入ったのもある。まだ試していないので、データが消えたのかどうかはまだ分からない。
 あと、検査室では他の先輩研修医の方々も見かけた。壁から出ている酸素チューブを吸って酸素カフェとか言っていた。自分には分からないが、酸素を吸うとハイになれるらしい。私の班を見ていた先生も数日の連続勤務でもハイテンションでいることが大切だと言っていたが、酸素でなれるものなら楽だろうか。 酸素でハイになるなら、しょっちゅう高圧酸素室入っているドクターや技師はいつもハイパーなのだろうか。知る限り高圧酸素室で働いている技師の人はだるそうにしているように見えるが、勤務中はハイになりすぎて勤務時間外はその反動が出ているのかと思ったりもする。
 最後にERにいるドクターと話す機会があった。やはり連日の夜勤に疲れがたまっているらしく、ちょっとしたエピソードとかも聞けた。仕事中は集中しようとしているときはあまり疲れを感じないのだが、仕事帰りで寝てしまうこともあるそうだ。帰りの車で信号待ちの間に寝てしまって、そのまま朝までそこに停車していたことがあったりするらしい。

 病院にいながら見ているだけでいいということはめったにないので、時期が良ければ朝までERを見ていたかったのだが、テスト前で出来なかったのが残念だった。
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猫又丸

Author:猫又丸
零細個人サークル、ねこたび研究所創立メンバー 所長兼第一研究室主任研究員。

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